こんにちは、墨汁です
昨日お絵かきオタクと会話をしている時、髪の線はどこまで引くのかって話になりました。
どういうことかと言いますと
例えばこのfigma渋谷凛、ですが髪の束に沿って線を引いてベタ塗りするとだいたいこうなります
なんとなく伝わるといいのですが
この辺り線が少なくて寂しくないですか?さびしいよね
寂しいというか、線が足りないような印象を受けると思います
トレスなので多少はいい感じっぽく見えますが、実際に自分で書くと数枚落ちる線になるので物足りなさがさらに増すのではないかと思います。
じゃあ、自分で描くときはどうするか。考えましょう。
偉い人も言っています
──人は考える葦である。
ブレーズ・パスカル(Blaise Pascal、1623年6月19日 - 1662年8月19日)
いや考える人だが?強いて言うなら僕がロダンだが??バズり名言マウントやめてくれ???
1.線を増やしてみる
最初の画像では縁取れそうなところをチョイスして引きました。
もう少しいろんな境界に線をひいてみます
引きました
もうこれでいいのでは?
試しに適当に塗ってみます
まあいいんじゃないか?と思ったけど厚塗り系だと線画を無視して誤魔化せるので今回は不適でした。
ただ線の方向性は間違ってなさそうということ、改めて今回引いた線を見ます。
2.増やした線はどこに引いた
ここに引きました
・印をつけたところから
・正面あるいは手前ほど濃い密度で
・線を引いている
と私には見えます。
え、ブルーピリオド一巻のデッサン回でこの下り見たぞ。(左下のコマ)
やっぱ神漫画だから買おうね。
足すべき線はそう言う方向性でいいじゃないかな。
3.頭と髪の構造から考える
──髪はつむじのみから生えるにあらず。毛根を信奉せよ。
ウラジーミル・イリイチ・レーニン(ロシア語: Влади́мир Ильи́ч Ле́нин、1870年4月22日 – 1924年1月21日)
レーニンはそんなこと言ってませんが自分の髪の毛を触ってみるとわかります。
髪は頭頂部だけではなく頭全面から生え、重力に従って垂れ下がっています
また、
生え際から生えている髪はつむじや頭頂部から生えている髪の下にあります。これも自分の髪を触ってみてください。
天パや少ない毛根の人は頑張って頭捻って想像で確認してください。ほら葦だろ?
上記のことを踏まえてデフォルメを入れると
・髪は頭頂部と生え際の二ヶ所から生え、
・頭頂部からの髪は生え際からの髪より上にある
ここでは2ヶ所にとしていますが、毛の表現やリアル寄せなど書きたい絵に合わせて3ヶ所4ヶ所nヶ所と増やせばいいとおもいます。
というわけでそれに従って適当に描いてみます
私自身の画力の問題はありますが、考えた通りに書いてそれっぽくなってるのでオッケーです
我、葦ぞ〜〜!!我こそが葦ぞ!!!!!崇めよ!!!!!
4.結局どうしたらいいんだよ
デッサンと立体じゃないすか(適当)
ただデッサンと立体をそのまま取り込むと完全リアルしか描けないので、それらを書きたいイラストに合わせてデフォルメしたらいいんだと思います。
デッサン力のイラストへの変換力。がんばりましょう。
抽象的な話はいいからなにしたらそれっぽくなるんだよ?をまとめると
・手前側の髪の線を増やす
・髪を2層に分ける
以上!!!!
5.余計なこと
上で書いてるようなことは、マンガデッサンの本や技法書にもっと細かく、洗練され、より正しい内容で描かれているかと思います。
実際、上の文章を書きながら(これどこかで読んだな?)って思ってました。ブルーピリオドはいいぞ。
ただ、自分なりに考えたこと話したことをまとめる備忘録としてちょっと綴ってみるのも重要だと思います。それがあってるかはさておきね。葦になろうぜ。
あとこのブログのタイトル見ればわかりますが、私が語るためにあるんですよ。かたるぜ。
あとブルーピリオド読もうな。
かたった