【お絵かき】星空で埋めよう

こんにちは、墨汁です。

 

星空の描き方をまとめないとシチューを引き回す

というシチューへの許しがたいヘイトスピーチを貰ったのでまとめます。

 

 

 

 

0.はじめに

 

星空いいですよね。

儚げな女の子のバックに置いとけばとりあえずエモい。

背景がとりあえず埋まるのでなんかそれっぽくなる。

 

しかも一等星の名前はかっこいい。

一番明るいシリウスギリシャ語は「焼き焦がすもの」「光り輝くもの」って意味らしいですよ。そりゃあパワー11000のT・ブレイカー/ブロッカーのエンジェル・コマンドにもなりますわ。

シリウス - Wikipedia

 

で、それっぽい描き方をつい先日友人に説明したので、

シチューへの虐待を阻止するために備忘録も兼ねてまとめておきます。

掟上今日子のアニメ化まだですか?

 

1. 描く前に

星空をメインモチーフとしてガチのエモ星空を描きたい人は参考にしない方がいいと思います。

僕の描き方は

「星空っぽい要素を」「自分なりに抽出して」「デジタルの機能で楽をする」

です。ある種のデフォルメです。マジ卍星空に使うには下地やラフが限界だと思います。

 

2. 星空の要素抽出

先に結論ですが

  • 黒背景
  • 光ってる大きなもやもやがある
  • 大小の明るい粒が散らばってる
  • 寒色系、青寄りの色
  • 青系以外の色があるとエモい(オプション)

という要素を抽出しています。

なぜそう抽出したのかについては、チコちゃんとかいうメスガキ相手でも論破できますが(※大人はメスガキを論破できるので)、細かいことはまあいいです。だいたいそんな感じなのでギャグマンガ日和です。

 

以降、上記の要素を達成していく方法について解説します。

ちなみに、要素の抽出元はGoogle画像検索です。あとはなんとなくの記憶。

星空 - Google 検索

 

3. 各要素達成の方法

というわけで要素コンプしてトロフィーを獲得しましょう。

3.1. 黒背景

手抜きと各所で話題沸騰のバケツツールで黒(RGB000)で塗り潰しをます。

厚塗り的な手法でランダム感・リアル感を出したり、明るめの黒(RGB20ぐらい)を使うと、星が目立たなくなるので、単色塗りつぶしをオススメします。

その辺の調整は後ろでやります。

3.2. 大小の明るい粒が散らばってる

ペン先が丸く、シャープな線を引けるブラシを改造して粒を表現します。。

自作してもいいですが、おすすめはクリスタのデフォルトで付いている「Gペン」です。以下の手順でブラシを改造します。

 

【改造手順】

  1. ブラシの設定を開く
  2. 散布効果タブ内にある「散布効果」にチェックをいれる
  3. 同タブ内の粒子サイズの設定を開き、ランダムにのみチェックを入れ、スライドバーを一番左にする
  4. 粒子サイズを3~10、ブラシサイズを100~300程度にする

この設定にした後、

3.1.で作成した黒背景の上にレイヤーを作り、明るいグレー(RGB170~230程度)で画面をサッとなぞってください。

この時点で結構それらしくなります。

 

3.3. 光ってる大きなもやもやがある

3.2で作成した大小の粒のレイヤーを2枚複製します。

それぞれのレイヤーを「複製元」「複製A」「複製B」

以下の順で並べ、それぞれに処理をします

  • 複製元:そのまま
  • 複製A:範囲30~60程度でガウスぼかし
  • 複製B:複製Aの2~3倍程度の範囲でガウスぼかし

そうした後に上記3レイヤーを加算レイヤーに変えます。

明るくなるタイプのレイヤーなら何でも構いません。

 

そしてここまで終えると眩しすぎる画面が出来上がると思うので。

不透明度の調整、部分的に消しゴム、複製ABの色調補正、各レイヤーの拡大縮小などでいい塩梅の眩しさにしてください。この辺は好みなので好きなように。

 

3.4. 寒色系、青寄りの色

一番上にオーバーレイレイヤーを作成し、

エアブラシのようなモヤッとしたブラシを使って、

青系の色で全体を雑に塗りつぶします。雑に。

 

雑にすることで青の濃さの幅がでてリアル風になります。

 

更にもう一枚オーバーレイレイヤーを作成し、

少し色相の違う青を使って同じ要領でを塗りつぶします

 

っぽいよね。

 

3.5. 青系以外の色があるとエモい(オプション)

 一番上にオーバーレイ(またはカラー)レイヤーを作成し。

グラデーションを使って青系以外の色を乗せます。

基本色の青から外れると星空感が薄れるので、

色が変わりすぎないように消しゴムや不透明度などで調整しましょう。

 

また大体の星は青ですが、火星や金星のような赤系で目立つ星もあります。その存在アピールするのであれば、普通のペンで小さく赤いドットを打つと良いです。

 

またスマホカメラなどで市街地の星空を撮ると、ノイズの影響でランダム色になります。そういう表現を入れる場合は青系云々は無視でいいです。

 

3.1.~3.5.の要領を実施するとこうなります。ご参考

モヤット感薄いし色バグ起こしてますね。気をつけましょう。

 

4. 素材を使えばよくね?

星空の背景は星空ブラシとかフリー素材使えばよくないですか....?

 

めっちゃわかる。それな。うぇい

 

使おうとした事がある人はわかるんと思うんですけど、これら微妙に使い勝手が悪いんですよ。正確には上手く使うには技術がいる。

綺麗すぎたり、「星空の絵」を描くための素材だったりで、それっぽい背景としてそのまま使うにはちょっと厳しいことが多いです(こじんのかんそう)

 

それらを上手く調整して使えばいいのですが、調整する方法がわかんねえんだよハゲ!!!!ってなります。ハゲへの悪口やめようね

 

3.の項は調整方法の一例なので、上手く流用してみてください。デジタル絵師は機能使って楽していこうぜ。

そういう方法ばっか考えてるから素のえぢからが伸びない。ぼくじゅーしってる

 

かたった。